海洋生態系の保護は国の政策の最重要課題であり、世界で継続的に専門的な研究や議論が行われている分野でもある。13回目の「世界海洋デー」と14回目の「全国海洋宣伝デー」に合わせ、海洋保護への関心や海洋文化リテラシーの向上を目的として行われる「6・8海洋デー周知啓発活動」を盛り上げるため、ブルーリボン海洋保護協会はNetEase Gamesが代理配信する『Sky 星を紡ぐ子どもたち』と社会貢献分野では初となるコラボを実施。青い地球を守るべく、海洋生態系の保護に関するシンポジウムや世界海洋デーの周知啓発イベントを共同で開催した。
6月8日、世界海洋デーの周知啓発イベントが海南省海口市で開幕した。150人が海口市のホリデービーチに集まり、ごみ拾いを行う社会貢献活動「青色の灯りを守ろう、走れ!海のガーディアン」に参加した。30分の作業で計24.5kgのごみが集まった。
今回のイベントは内容が充実しており、ユニークな形式が採用されている。主には海洋テクノロジー成果展、ごみ拾い活動「青色の灯りを守ろう、走れ!海のガーディアン」、「青い空のもとで走る健康早朝ランニング」、賞品付き海洋知識クイズの4つのパートに分かれる。
午前8時15分、スタートのピストル音とともに、「青い空のもとで走る健康早朝ランニング」が始まった。参加者らは西海岸健康テーマパークの観海台から朝日を浴びてスタート。海風に吹かれながら、ホリデービーチを目指した。沿道のヤシの木が風に揺れ、朝の日差しに照らされた水面がきらめく中、新たな一日が始まった。
ホリデービーチに到着すると、少し休憩を挟み、2021年世界海洋デーにちなんだイベントが幕を開けた。開幕式では、海南省自然資源・計画局の王獅光副局長が挨拶に立ち、海南省は全国で面積が最も大きい省で、なかでも海域面積が200万キロもあり、136.23キロの海岸線を有すると説明。「海を抱き、海に感謝し、海を大切にする」ことは海口市民一人ひとりの責務だと指摘した。
賞品付きクイズでは、会場の観客らが積極的に参加。豪華な賞品が得られるだけでなく、海に関する知識も学べ、海洋保護に役立つ知識の普及につながった。また、会場では企業20社を招き、「第13次5か年計画」期間に海口市で行われた海洋経済モデル都市プロジェクトの成果をパネルや写真などで展示した。
ごみ拾い活動「走れ!海のガーディアン」では、会場の観客らがビーチでごみ拾いを行い、自分たちの手できれいな海岸線を守った。この活動ではごみ分別も実践され、世界海洋デーの環境理念が広く落とし込まれた。「今回の活動は海への理解が深まり、非常に有意義だった」。この活動に参加したボランティアの呉さん(女性)は「こうしたプラスチックごみは海にとって非常に有害。それを拾うことは、海洋環境だけでなく、私たち自身を守ることにもなる。今度は子どもも連れて、一緒に砂浜をきれいにしたい」と話す。
海南省生体環境保護周知啓発研修センターおよび海口市湾長制事務センターの舵取り、ならびにNetEase Gamesが代理配信する『Sky 星を紡ぐ子どもたち』の大きな後押しのもと、ブルーリボン海洋保護協会は2021年6月8日午後、中国共産主義青年団海南大学委員会、海南大学海洋学院と共同で海洋生態系の保護に関するシンポジウムを海南大学国際学術交流センターで主催した。海南省生態保護周知啓発研修センターの何維龍主任、海口市生態環境局海洋環境保護科の陳宏文科長、ブルーリボン保護協会の周衛華副会長、海南大学海洋学院の周智副学院長、海南大学海洋科学部の許強主任、中国科学院の王格侠研究員、海南省環境科学研究院の呂淑果研究員が出席し、「多層的な環境の脅威におけるサンゴの生態系」、「任重くして道遠し海洋環境保護」、「レジ袋禁止政策を背景とした生分解性プラスチックのチャンスと課題」、「湾長制業務の質の高い推進と海洋生態系の保護における新たな局面の打開」をテーマに基調講演を行った。会場には漁業従事者や企業、非営利団体、青年の代表も招かれ、「プラスチックごみのない海へ――漁船による海洋ごみ引き上げ行動」、「海洋生物多様性保護におけるNGOの力」と題する事例報告を行い、制度の整備や海洋ごみの引き上げ・回収、プラスチックのリサイクル、社会の共同構築・共同ガバナンス・共有といった新たな考え方など、海洋環境保護の取り組みについて来賓に説明。「いかに海洋汚染対策を効果的に行い積極的な取り組みを進めるか」をテーマに意見交換を行った。シンポジウムに参加した『Sky 星を紡ぐ子どもたち』のプレイヤーは「ゲームの中で自然と触れ合い共生することで、自然に対して畏敬の念を抱き、考えを巡らせることができる。旅行の際の環境への配慮やサステイナブルなライフスタイルへの心がけを若者に呼びかけることにもつながる」と感想を語った。シンポジウムが終了すると、大学生による海洋文化クリエイション共創ブースが関心を集め、海洋知識Q&Aや社会貢献体験などが参加者を楽しませた。今回のシンポジウムは中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の動画アプリ「央視頻」と新華社通信のWebメディア「新華網」が運営するクラウドプラットフォーム「新華雲」でも全内容がライブ配信された。
2021年世界海洋デーのテーマは「海洋生物多様性の保護と、人と自然との調和的な共生」。これは「暖かい魂はやがて出会う」という『Sky 星を紡ぐ子どもたち』の理念とも一致する。『Sky 星を紡ぐ子どもたち』は設計当初から自然への賛美が込められている。ゲーム内で自然と触れ合い共生することで、自然への畏敬を抱き、今後人と自然との共生といった課題を深く掘り下げていくきっかけにもなる。こうした活動を通じて、海洋生態系の保護をめぐる問題の重要性や危機感に気づき、海洋保護や海洋生態系の発展に献身的に取り組む人が増えることを願っている。海洋デーは『Sky 星を紡ぐ子どもたち』と共に、青色の灯りを守り、澄んだ未来を築こう。