BACK 2023-03-13

『Sky 星を紡ぐ子どもたち』、無形文化遺産の匠とウミガメ保護の取り組み

  6月8日は「世界海洋デー」に当たる。これに先立ち、中国自然資源部からは今年の世界海洋デーおよび全国海洋周知啓発デーのテーマを「海洋生態系の保護と、人間と自然との調和的共生」とする旨の通達が出ていた。これを受け、NetEase Gamesが代理配信する『Sky 星を紡ぐ子どもたち』では、海洋生態系の保護には社会各界のたゆまぬ努力が必要になるとの考えのもと、今年5月23日の「世界カメの日」から6月8日の「世界海洋デー」まで、「ウミガメの保護」をテーマに、ウミガメと海洋の保護にちなんだ社会貢献活動をオンラインとオフラインの両方で実施した。

  今回の活動ではゲームの双方向性を出発点として、「ウミガメと海洋の保護」の理念をより多くの人に届けるべく、「ウミガメの保護」をテーマとした特別コンテンツを用意。ウミガメを危険から救ったり、海のごみ拾いをしたりなどを通じて、厳しいウミガメの生存環境を感じ取ることができる。また、「海に帰るウミガメを守れ」をテーマとしたHTML5ストーリーを作成し、ウミガメ保護への思いをかき立てた。

  近年、「インターネット+」モデルが日増しに成熟する中、社会の各分野における融合発展が進んでいる。日常生活におけるゲームとの接点が増えるにつれ、「ゲーム+社会貢献」の組み合わせも、環境分野における社会貢献を広める上での重要なアプローチとなりつつある。そうした中、『Sky 星を紡ぐ子どもたち』では心癒される視覚言語や独自のインタラクティブな没入型体験により、環境保護と生物多様性保護の理念を人々の心に浸透させようと努力している。

ゲーム内でウミガメの背中についた汚れを落とすシーン

  『Sky 星を紡ぐ子どもたち』ではニューメディアを通じて正しい価値観を伝えるだけでなく、中華環境保護基金会の協力を得て、広東省恵東県にある国家級ウミガメ自然保護区でウミガメ保護の実地見学活動も行った。また、中山大学やアモイ大学などで、教員や学生向けにウミガメの保護に関する講座を開催。生物学や生態学の観点からウミガメに関する知識を語ったほか、ウミガメの保護を取り巻く国内外の現状を説明し、海洋生物の保護に対する意識を高めた。今回の社会貢献活動は全国的な社会貢献専門紙『公益時報』や中国環境APPでも続々と報じられた。

国家級ウミガメ自然保護区でウミガメの保護について学ぶ様子=広東省恵東県

中山大学で行われたウミガメの保護に関する講座の様子

  知識の普及とインタラクティブ体験をかけ合わせた今回の活動では、より多くの人が体験者から社会貢献の発信者へのステップアップを遂げることができた。『Sky 星を紡ぐ子どもたち』と『水下中国(UnedrWater China)』を手がけた水中写真家・周芳さんがコラボしたウミガメ保護の動画だけでも、600万回を超える再生数を記録し、2万件以上の高評価やシェアを獲得した。

  デジタル時代に入った今、ゲームと文化、教育、研究などとの分野の垣根を越えた交わりは好ましい「化学反応」をもたらし、価値の融合や普及における新たなアプローチとなっている。活動期間中、『Sky 星を紡ぐ子どもたち』では国家級無形文化遺産の継承者・汪天穏さん、李海明さんとコラボを行い、ウミガメの保護をテーマとした影絵芝居と金糸をはめ込んだ琺瑯壁画を特別に制作。人間とウミガメとの調和的な共生の素晴らしさを表現することで、環境保護に関する知識や、現代に受け継がれる無形文化遺産の魅力と意義を若い世代に伝えた。

展示会でお披露目された無形文化遺産とのコラボ作品

  無形文化遺産の技術は匠の心の結晶であり、文化発展の担い手でもある。無形文化遺産を守り、受け継ぐことは社会の持続可能な発展にとって重要な意味がある。『Sky 星を紡ぐ子どもたち』は中国民間工芸美術作品企画展「大自然を守る精霊」(中国民間文芸家協会、中国野性動物保護協会共同主催)に協賛・参加して、ウミガメの保護をテーマとした無形文化遺産継承者とのコラボ作品を展示し、匠の技術の魅力を伝えた。また、「Sky 星を紡ぐ子どもたち丨影絵芝居創作シェアイベント」を開催することで、無形文化遺産の伝承と普及を促し、文化芸術と環境分野における社会貢献との相乗効果を生み出した。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち丨影絵芝居創作シェアイベント」で影絵芝居の制作と実演を学ぶ参加者

  無形文化遺産が絶えず進化し、時代の精神を体現しているのと同様に、ゲームも分野の垣根を越えて視野を広げ、社会のポジティブなエネルギーを伝えている。今年は『Sky 星を紡ぐ子どもたち』が海をテーマにした社会貢献活動を開催するのは昨年に続き2回目。自然への畏敬の念、自然との共生の理念をもち、ポジティブな文化・芸術的価値を広めている。これまでに行った海のごみ拾いや『星の王子さま』読書会による読書の呼びかけといった対話型のイベントはプレイヤーやゲーム・社会貢献などの幅広い業界から支持を得たという。

  社会の移り変わりや文化の盛り上がりによって、ゲームは双方向性の強みをより存分に発揮し、分野の垣根を越えた社会各界の交流に寄与することができる。『Sky 星を紡ぐ子どもたち』は社会的責任を積極的に担い、より多くの人が日常生活の中で社会貢献に取り組み、文化のたすきをつなげるよう手助けしている。今後よりいっそうポジティブな価値を生み出し、環境分野における社会貢献や文化・芸術の伝承にさらなる貢献を果たせるゲームが増えることを期待している。